エンディングノートって、どこから書けばいいの?
まずは、自分がエンディングノートを書く目的を考えましょう。
エンディングノートと一言で言っても、内容は莫大なものです。
どこから手を付けていいか、わからなくなる方もいるでしょう。
まじめな日本人、最初のページから書き始める方もいらっしゃると思いますが、それは、挫折してしまうポイントの一つです。
では、どうすればいいのか。
それは、自分の好きなところから、一番書きたいところから書けばいいんです。
と、いうのは簡単ですが、それでもなお、迷う方も多いと思いますので、今回は、エンディングノートの内容で、あなたの目的を考え、あなたが重視する点を確認し、スムーズに書き始められるようにしていきましょう。
まずは目的を考える
このブログを見てくださっている方は、少なからず終活やエンディングノートに興味があるのだと思います。
エンディングノートというのは、自分が死んだときに、家族が見るものと思っていらっしゃる方が多い印象ですが、それは違います。
とても多岐にわたった活用方法があるんですよ。
大きく分けて3つの目的が考えられますが、ご自分が書くとなった時、何を目的に書こうと思いますか?
- これからの人生を豊かにするため。
- IDやパスワード、使っている講座など、忘れないためにメモをしておくため。
- 自分に万が一の事があった時、家族にあてて情報や希望を残すため。
まず、ここをはっきりさせましょう。
自分の目的が分かれば、どこから書けばいいのか、おのずと見えてきます。
これからの人生を豊かにするため
重要な内容・・・自分史
過去の自分を振り返ることによって、これからの自分に人生にいい影響を与えられます。
いい意味で、反省できるんですよね。
書き出すことによって、自分の価値観を再認識できたり、客観的に自分を見ることもできます。
幼少期の思い出を書き出せば、懐かしい人の顔も思い浮かぶかもしれません。
過去の自分がいるからこそ、今の自分がいます。
未来の自分を作るのは、今の自分というわけですから、過去から学び、これからの人生を豊かにしていくことができますね。
人生の備忘録のため
重視するポイント・・・銀行口座、各種IDパスワード、加入している保険、暗証番号etc
今の世の中、なんやかんやとIDやパスワードの設定を求められます。
全部覚えていますか?
なかなか難しいですよね。
その辺にメモっておいても、どこにメモったのか忘れちゃうことも無きにしも非ず。
そういう時は、エンディングノートにまとめちゃいましょう!
情報を1か所にまとめることが、忘れないポイントですよね。
そして、備忘録として使っていたこのページが、自分が万が一の際、家族の役にも立ちます。
親の銀行口座、全部把握していますか?
加入している保険会社や担当者は知っていますか?
遺された家族がやらなければいけない手続きの素になるんです。
一石二鳥ですね。
家族に伝えるツールにするため
重視ポイント・・・医療、介護、葬儀の希望 相続対策 家族へのメッセージ
これを選んだ方が一番多いのではないでしょうか。
エンディングノートのイメージと言ったら、『家族に伝えるためのツール』ですよね。
そして、この目的を選んだ方が、一番書く項目が多いことを覚悟してください。
そうはいっても、どこまで残すかを取捨選択すれば、そんなに莫大なページ数にはなりません。
私みたいに、あれもこれもとよくばると、なかなか書き終われませんけどね(笑)
家族に伝える内容も、優先順位をつけて書き始めるといいです。
自分が死んでからのことを重視するのか、認知症になってしまったときのことを重視するのか、寝たきりや植物状態になってしまったときのことを重視するのか。
ここもはっきりさせておくと、エンディングノートを書き始める入り口は、より鮮明に見えてきますよ。
目的のページを探す
すでに手元にエンディングノートがある方は、ペラペラとめくってみてください。
なんかちょっと気になるページはありませんか?
そこから書くのもアリです。
しかし先ほど、自分がエンディングノートを書く目的をはっきりさせたので、そのページから書いてみましょう。
人間、興味を持ったことの方が成功しやすく、成功すると、また次につながるものです。
自分の目的に合ったページを1ページでも書ければ、それは自信になり、次のページも書けるようになってきます。
先にも書いたように、決して最初のページから順番に書こうなんて思わないでください。
だいたい最初の方が基本情報になっていて、スラスラ書けますが、そのうち保険のことや、年金のこと、銀行口座を書いていくとなった時、調べないとわからないので手が止まり、次へ進めなくなりますよ。
まずは、自分の目的のページから。
それが、書き続ける秘訣の一つです。
まとめ
いかがでしたか?
エンディングノートを買ったはいいが、どこから書けばいいのかわからない難民さんのお手伝いができていれば嬉しいです。
書き始めでつまづくと、その後がめんどくさくなったり、中断したりと大変なので、ぜひ、参考にしてくださいね。