終活してると、自分のお葬式の事考えたりしない?
めっちゃ考える!まとまらない!(笑)
人生50年近く生きてると、けっこうな回数お葬式に参列してます。
でも、まだ自分が取り仕切るお葬式には遭遇しておらず、大変さもまだまだわかっていない若輩者です。
そんな中、自分のお葬式をどんなものにしようかと考えることがあります。
イベント好きで、めんどくさいことが嫌いなtomiko。
ちょっと頭の中を公開していきましょう!!(笑)
世の中の葬儀の種類
一般葬
いわゆる「普通のお葬式」で、みなさんも一度は参列したことがあるのではないでしょうか。
故人様と生前親しかったお友達や、お付き合いのあった方とのご縁を大切にした、お葬式のスタイルですよね。
一般葬では、お通夜で遺族と参列してくださった方が、故人様を偲んでお食事をし、翌日に葬儀式と告別式が行われます。
その後、火葬し、お骨上げが行われるという流れになります。
しきたりや習慣に沿った葬儀ができ、いわゆる「普通」よくあるスタイルなので、遺族も悩むことが少なく、お友達やお付き合いのあった方とも故人様を偲ぶことができますね。
その反面、人数によって高額になったり、遺族が参列者様の対応に追われてしまうというデメリットもあります。
家族葬
親族だけや、ごく親しいお友達、知人のみで執り行われる形式ですね。
遺族が参列者様の対応に追われることなく、気の知れた方々との家庭的な雰囲気の中、ゆっくりとお別れの時間を過ごすことができます。
一般葬に比べて、参列者の人数も少なくなるので、飲食代などの費用があまりかからないという傾向があります。
今、この家族葬を執り行う方が多いんですかね。
葬儀関係のCMは、ほとんど家族葬推しな気がするのは、気のせいでしょうか?(笑)
コロナの影響もあるのでしょう。
家族葬は親族だけでなど、少人数で行うので、葬儀に参列できなかったお友達などにとって、納得できないお別れになってしまう危険もあります。
「最後にお顔を見ておきたかったのに・・・」とならないように、遺された方々が納得できる葬儀になるのかは、慎重に考える必要がありそうですね。
一日葬
お通夜を行わずに、葬儀式と告別式を一日で行う形式です。
参列者様のスケジュールが合わないとか、喪主や遺族の体力的負担を考慮して、一日葬を選ばれる方も多いそうです。
お通夜をやらないので、通夜振る舞いの費用や、親族の宿泊費を削減できるというメリットもありますよね。
しかし、ご遺体は前日から運び込まれるので、場合によっては会場費を二日分支払わなければいけないケースもあります。斎場との相談、検討は必須です。
そして、一日葬は新しいスタイルの葬儀なので、菩薩寺がある場合は菩薩寺の許可が必要になります。
お通夜・告別式・火葬の流れを重視する仏教では、許可が得られない事もあり得ないとは言えません。
確かに、昔参列したお葬式のおっさんは、「お通夜ではお通夜のお経、お葬式ではお葬式のお経で、ちゃんと順番も意味もあるですよ。」とおっしゃってました。
それを略してしまうのですから、きちんと相談をしたほうがいいかもしれませんね。
直葬(火葬式)
お通夜や告別式を行わず、火葬のみを行う形式です。
参列者様は招かず、遺族だけで火葬場の火葬炉の前などに集まって、10分ほどのお別れをした後すぐ、火葬を行います。
形式ばったことをなにもしないのですから、経済的負担は言うまでもありません。
火葬料金、運送費、お棺、骨壺など、最低限のサービスや物品量でいいですからね。
お葬式を行う経済的余裕のない方が選ぶこともあれば、故人様が遺族に負担をかけまいと、遺言書に直葬を望む旨を残すパターンもあります。
直葬も、一日葬と同じで、宗教儀礼を大幅に省略した形式になりますから、菩薩寺の許可は必要になりますね。
あらかじめ僧侶にお願いしておけば、火葬炉の前で読経してもらえます。
ただ、直葬を選択肢に入れた場合「ちゃんと故人様とお別れができて、気持ちの整理がつくか」を十分に考慮してください。
あわただしく10分ほどで終わってしまうため、お別れの時間が少なすぎて、後悔する人もいるかもしれません。
『式』は、気持ちの区切りをつけるものでもありますからね。
お別れの会(偲ぶ会)
遺族や親族だけで行う密葬の後に、会社関係者やお友達、ゆかりのある方たちを招いて行う儀式です。(密葬とは、後に一般の参列者様を招いた儀式(お別れ会・偲ぶ会)を行うことを前提にしている一日葬)
有名人が行ってるイメージがありますが、もちろんどなたでもお別れ会を開催できますよ。
似た形で、形式・宗教にとらわれない葬儀を自由葬と呼ぶこともあります。
自由葬
形式や宗教にとらわれない葬儀の形式です。
宗教儀礼をする必要がないので、読経やご焼香もしなくてOK。
より故人様らしいプログラムを組むことが可能です。
BGMでロックミュージックを流してもいいし、思い出動画を流してもいい。
自分の最期にふさわしい、自分らしいお葬式に出来るんですね。
ただ、自由にできるがあまり、確立したスタイルがないので、しっかり内容を組み立てて準備をする必要があります。
内容によっては、高額になる可能性もありますよね。
そしてまた菩薩寺がある方、要注意です。
自由葬に宗教者を呼ばなかったからという理由で、納骨を断られたというケースもあるそうです。
お気を付けて!!
社葬(団体葬)
企業や団体の発展に尽力した個人の功績を讃えて、企業が団体が主催して行う葬儀。
企業の創設者や重役が亡くなった時に行われる形式ですね。
規模は大小さまざまですが、大きな社葬になった場合、まず親族だけで密葬を行ってから、社葬を行うのが一般的です。
お偉いさんは2回お葬式をするんですね(笑)
また、企業が関与する葬儀の種類として「合同葬」というものもあります。
合同葬
企業と遺族が合同で主催して、密葬と本葬を一度の行う葬儀のこと。
また、2つ以上の企業や団体が合同で行う葬儀も合同葬と呼ばれます。
家族・親族経営の会社などは、会社との合同葬にすることによって、葬儀が一回で済み、遺族や参列者様の負担を抑えられるメリットがありますね。
市民葬(区民葬)・福祉葬
自治体が市民や区民むけのサービスの一環で行っている葬儀プラン。
自治体と葬儀社の協定料金によって、簡素ながらも安く葬儀を行えます。
所得制限はなく、故人様か喪主がその自治体に住んでいればどなたでも利用可能。
自治体によって料金やプランは異なることはもちろん、自治体と提携した斎場しか利用できません。
そのため、希望した日にちに予約がとれるとも限らないことも覚えておきましょう。
そして、最大な問題は、市民葬の制度を導入していない市町村も多いということです。
福祉葬
自治体が関係する葬儀としてもう一つが「福祉葬」。
生活保護法18条に基づいて、葬祭扶助によって行われる葬儀です。
生活保護を受けている世帯の方が亡くなり、葬儀費用が出せない場合に適応になります。
葬祭扶助で受け取れる費用は、搬送や火葬、納骨など必要最低限の費用のみで、僧侶による読経、戒名の授与などの宗教的な儀式はありません。
生活保護者の方が亡くなって、お金がないからとほっておくわけにもいかないので、必要最低限の費用を自治体が持つわけですね。
人は生きてるだけで、亡くなってもお金はかかるものです・・・。
生前葬
本人が生きているうちに喪主(主催者)となって執り行う儀式です。
本人が元気なうちに、お世話になった方への感謝の気持ちやお別れを告げることを目的としています。
自分はまだ生きていますし、決められた形式も流れもないため、自分の望み通りのお葬式ができますね!
ただ、本当に自分が亡くなったとのことを考えてみましょう。
遺された遺族の気持ちを考えると、「生前葬をしたから、普通の葬儀はもうしなくていいよね」とはなかなかならないのが現状。
もう一度普通に葬儀をすると考えた時、家族の時間的負担や金銭的負担は避けられません。
そして、生前葬に理解がある方ばかりとは言えません。
ご自分の葬儀ですが、家族の事も考え、相談して決めることをお勧めします。
tomikoのお葬式
さて、こんなにたくさんある葬儀の種類の中から、私の中ではなにを選択するのでしょう?
まだまだ考え中で、全然まとまっていませんが、考えをまとめてみます。
直葬?家族葬?
ちょっと前までは「直葬」一択でした。
だって、お金ないんだもん(笑)
いや、死んだ私のためにお金を使ってほしくなくて。
これからを生きていく子どもたちにお金を使ってほしいから、なるべくお金のかからない直葬をと考えていました。
でも、「これってひとりよがりなのか?」と考えるようになってきました。
昔行った、親せきのおじちゃんのお葬式の時に思ったのですが、お葬式って、親せきや友人が集まるんですよね。
必ず「お久しぶりです。」って言葉が聞かれるんです。
そして、故人様の知らなかった一面をのぞけたり、昔話で盛り上がって、懐かしくほっこりした気分になれるんです。
お葬式って、自分にゆかりのあった方が集まってくださって、昔話をしてほっこりしてくださる場所・・・だと思ったら、お葬式はした方がいいのかも、と思い直しました。
最終的には遺された家族に任せますが、家族葬までで十分だと思っています。
お金と苦労をかけない
いろいろ考えても、やっぱり「私のお葬式にお金をかけたくない」という考えはかわらないようです(笑)
苦労もかけたくないので、なるべくキチンと自分で決めて、生前見積もりでもしてみようかなと思う今日この頃。
ただでさえ、人が亡くなると遺された方のやらなきゃいけない事は莫大な量。
それに追われて、「なんだよ!やることばっかり遺していくなよ!」って思われたくないじゃないですか。
お金もあんまり遺せないのに、やることばっかり遺していったら、私とのいい思い出がかすんじゃう(笑)
なので、『家族に金銭的、体力的な負担をかけないお葬式』を目指しております。
堅苦しいのはイヤ
お葬式に行って、「あ~、お経長いな~。早く終わらんかな~。」って思ったことありません?
式が長くて、ちっちゃい子がたいくつしちゃって、大変なことになった経験ありませんか?
私のお葬式では、そんなたいくつしてほしくない!っていうか、そんなこと思うなら、ひとつでも私との思い出に浸ってほしい。
宗教儀礼をすっとばすことになるので、賛否両論ありそうですが、私は「家族葬」と「一日葬」と「自由葬」のハイブリッドという結論になりそうです。
まとめ
こうしてみると、お葬式の形式ってたくさんあるんですね。
驚きました。
みなさんは、どの形式がお好みですか?
私も自分のお葬式プランをたててみよっかな。